バラン
「大怪獣バラン」('58)「怪獣総進撃」('68)登場

マーミット・ビニパラベビー(2001)
 バランです。東宝怪獣の中でマイナーに分類される中では最も人気がある怪獣、って感じでしょうか。この形態で空も飛ぶってのは、ひとつ間違うと非常に中途半端なキャラになってしまうところで、実際怪獣図鑑などでは皮膜を広げて飛んでいるポーズの図版が多く、映画を見たことのなかった時点では、あまりかっこいい怪獣とは思っていませんでした。しかし、いざ見てみると、4つ足で山村を蹂躙する姿のかっこいいこと。で、この商品、ソフビでは初めて4つ足状態を選択しています。細長いトゲがいっぱい生えた複雑な形状もうまく処理していますし、バランのソフビとしてはこれまでのベストではないでしょうか。 (2001.07.17)

マーミット・ビニパラベビー(2001)
 こちらは赤い成型色のイベント限定カラーです。通販版がライトグリーンの成型色にグリーンのスプレーというカエルの様な(^_^;)色合いで、バランの爬虫類らしい生物感を感じさせる側面を表現しているとすれば(というより、ポスターやカードの人工着色のカラーのイメージかも知れませんが)、こちらは赤が鬼をイメージさせて、伝説の神、婆羅陀巍山神としてのバランを表しているのではと考えてしまいます。ただ、オマケの民家は真っ赤っかより通常版の方がいいなあ。(^_^;) (2001.07.17)

マーミット・怪獣天国(2002)
 レトロ風塗装ながら控えめなデフォルメでかなりリアルっぽい怪獣天国シリーズのバランです。これまたなかなかいい感じです。やや前傾の立ちポーズは羽田襲撃あたりのイメージですね。バランは正面からの鬼神の顔と、やや後方からの全身像の爬虫類っぽさの2面性が魅力で、そういう意味では普通の怪獣のスタンダードである、こういう斜め前からのアングルというのは、実はバランの魅力があまり発揮されない角度でもあるんですよね。まあ一枚だけとなると、どうしてもこういう角度を選んでしまうんですが。このソフビの場合は特に、この角度では成型色の肌色のイメージが強すぎて、ホントは茶色が吹かれた背中とか見せたいんですけどね。 (2002.11.17)

ベアモデル(2003)
 私が最近お気に入りの、ベアモデルの「東宝マスコットシリーズ」にバランが登場。これも同シリーズのゴジラと同じく、上下の2パーツ構成なのです。いやぁ、びっくり。写真だけを見た時は、てっきりアンギラスのように腕を別パーツにしてると思ってました。これまたとってもバランらしさが出てます。ベアモデルのソフビは、カッチリしすぎてない、あったかい感じがいいですね。 (2003.05.29)

指人形
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