モスラ
平成「モスラ」シリーズ('96〜98)登場

バンダイ(1997)
 「モスラ2」で初登場の水中モードモスラ。モスラ変身の是非はともかく、このデザインや造形は割と好きです。
 水中モードモスラは単体売りの人形もありましたが、これはセット売りの中のひとつで、単体売りのものより、ふた回りくらい小さいでしょうか。でも、透明なプラ製の羽にクリアカラーで描かれた模様は、大きいものと同様で綺麗です。ただ付き方が、前から見た時「X」にならず、上の羽が垂直に立ってしまうのが珠にキズ。ちなみに同セットには、この水中モードモスラとダガーラの他、フェアリー、ゴーゴ、ガルガル2のミニソフビが入っていました。

バンダイ(1998)
 「モスラ3」で新規造型になったレインボーモスラ。「モスラ2」でいくとこまでいった感のあるケバケバしさも、緑だった目が青になったことや、羽の色が白がベースになったことで、ちょっと上品な感じになっています。
 これまでのモスラ成虫のソフビの「羽はプラスチック、足は塩ビ」というハイブリッド化の流れから一転して純粋なソフビ人形になっています。足は一番前の2本だけが別パーツで、それ以外はボディーと一体成型ですが、これくらいの方が適度に遊べる要素を残しながらゴチャゴチャしなくて丁度いいかも知れません。

バンダイ(1998)
 こちらは同じくモスラ3のレインボーモスラですが、「モスラ1999進化鋼鎧(プログレクロス)」というセットの物で、羽を差し換えたり鎧を付けたりして、レインボーモスラにも鎧モスラにもなるという、結構遊べる製品です。まあソフビとは言えませんが、ボディーなど一部にはソフビも使われています。お腹を押すと羽が羽ばたくというギミックは前作の商品からの流用でしょうが、子供には嬉しい仕掛けのようです。ただちょっと力がいりますが。鎧モスラはともかく、レインボーの羽まで透明である必要があるのかとも思いますが、高級感には繋がっています。特にこのときは通常のソフビのレインボーモスラも出ているだけに、差別化にもなりますしね。

バンダイ(1998)
 で、こちらが上のレインボーモスラの羽を差し換えて足をとり、ソフビ製の鎧(頭、胸の上下、腹の4パーツ)を付けて完成する、鎧モスラです。鎧をかぶせる分、当然ボディーは太るのですが、それ以上に羽が大きくなっているため違和感は少ないです。もっとも大きくなった羽はさらに重く、羽ばたかせるには一層力がいります(^_^;)。鎧モスラの羽のデザインは、キングギドラの「蝶の羽の形をしたコウモリの羽」に対し「蝶の羽の形をした鳥の羽」をイメージしたものです。当初は「白地にブルーだけ」というカラーリングを考えていたのですが、モスラの基本色であるオレンジを取り入れてこうなりました。CGで表現された羽化のシーンをイメージさせる透明な羽は嬉しいですね。

バンダイ(1998)
 これも「モスラ1999進化鋼鎧セット」に入っていた、原始モスラ幼虫です。ソフビ製ではないし(塩ビ製)サイズ的にも食玩クラスなので、この場所に置くのは違うように思うのですが、かといって分類のしようもないので、ここに大きい画像で鎮座することになりました。モスラの祖先を考えるというとき、現在のモスラより「単純化or複雑化」という、大きくわけて二つの方向性があると思いますが、これは複雑化の方向でデザインされてます。まあ現在のモスラ幼虫が、これ以上単純化できないくらいシンプルだからというのもあるでしょうが(笑)。

ミニソフビ

バンダイ(1998)
 食玩「モスラ大怪獣列伝」のレインボーモスラ。600円のソフビと比べると見劣りしますが、それでも300円の食頑としてはかなり丁寧な塗装がされています。ただ、ここまでやってるのに羽の先端の涙滴型の模様が黄色一色なのは寂しいところ。赤も使ってるんだから、ここにも入れればいいのになあ。

ゴジラ超全集

フェアリー2

ソフビコレクション2

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