バンダイ・ウルトラ怪獣シリーズ(1991)

ウルトラマン第1話「ウルトラ作戦第1号」登場
宇宙怪獣 ベムラー

 栄誉あるウルトラマン第1話の怪獣です。ウルトラマンの赤い玉に対して、青い玉になってやってくるところからして、ウルトラマンと対当の存在というイメージをアピールしてますが、実際のところは、たいして強いわけでもありませんでした。宇宙怪獣といいながら、その形態や行動は、非常に生物的というか、動物的です。最大の特徴は中の役者が手を入れない小さな手でしょう。死ぬ時にアップになってピクピクするカットがあることもあり、非常に印象的です。

 この現行のソフビは途中でリニューアルされたもので、その前のものは頭が小さく、全体的にも細身で小さく、かなり損な感じのするものでした。それでなくてもこのベムラー、小さい手のせいもあって、見た目にもボリューム感に乏しく、また遊ぶにも物足りないソフビ怪獣なので、ウルトラマン最初の怪獣という知名度がなければ、商品のラインナップに入るのは難しかったかも、とも思えますね。リニューアルでリアルさはアップしたんですが、遊べなさはかなりなもので、手は実物より大きめになってはいるものの、ポーズの変化はほとんどつけられないし、足にいたっては、実物のスーツの弛んで短足なところを再現しているために、ボディーと一体で動かすことが出来ません。まあ立たせとくだけって感じですね。

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