東宝特撮バラエティー・4
ゴジラ対メカゴジラ
またまた現れたわれらがゴジラ!
と、思いきや、その正体はまたも
メカゴジラ!無事で何より。
だが彼の暴走癖は全く衰えていなかった!
今度はいったい何を求めて走るのか?
そのころ、本物のわれらがゴジラは
親友アンギラスと共に、午後の散歩と
洒落込んでいた。
そこにメカゴジラが突っ込んできた!
メカゴジラはアンギラスと激突!
瀕死の重傷を負ったアンギラスに
目もくれず、メカゴジラは走り去った
やはりヤツは悪魔だ!
「待て!コノヤロ!」
ゴジラ怒りの追撃が始まった!
怒りに燃えるゴジラも速い!実に速い!
しかし彼は、いつの間にかメカゴジラの姿が
前方から消えていることに気づかない。
なんと、メカゴジラは柱の陰に隠れて
ゴジラをやり過ごしていた。
ヤツは今やタダの暴走野郎ではない、
大いなる知恵も身に付けたのだ!
果たしてこの強敵にゴジラは勝てるのか!?
メカゴジラはゴジラが去ったのと
反対方向に逃げ出した。
ゴジラもすぐに気づいて引き返してきたが
とても追いつける距離ではない。
このまま逃げ切りか?
しかしなんと、メカゴジラの行った先は
行き止まりだった!もはやこれまでか?
ゴジラに向き直り、ホールドアップの
メカゴジラ。潔さも身に付けたのか?
もうすぐそこまでゴジラは迫っていた!
その表情には心なしか余裕が感じられる。
友の仇を追いつめた満足感か?
ゴジラはますますメカゴジラに接近する。
しかし、これは少し近づき過ぎだ!
ゴジラは明らかに油断していた。
メカゴジラは突如、あげていた両手を
前方に向けて降ろした。
いかん!これはヤツの必殺技、
フィンガーミサイルの発射体勢だ!
至近距離からゴジラに向けて
ミサイル、そしてスペースビームが
一斉発射された!ゴジラの絶叫が響く!
メカゴジラの強力な攻撃のパワーに
ゴジラの巨体が一気に押し戻された!
・・・が、そのときゴジラが踏ん張った。
この攻撃が再びゴジラの闘志に火をつけたのだ!
さっき以上の怒りを燃やし
ゴジラはメカゴジラに突進した!
友を傷つけられたのは許せないが、
自分が痛いのはもっと許せないゴジラであった。
ゴジラの全パワーを込めた体当たりに
メカゴジラはついに倒れた!
その衝撃はメカゴジラの内部にも
致命的なダメージを与えた。
どっかーん!
ついにメカゴジラは大爆発を起こした!
ゴジラの勝利だ!

前に戻る

続きを見る