平成ゴジラ一族

バンダイ(1991)
 「ゴジラVSキングギドラ」でゴジラになった恐竜として登場したゴジラザウルスです。実は劇中では「恐竜」としか呼ばれてないんですが。ソフビ自体の出来は結構いい方だと思うんですが、小振りな上に細身なので損してる感じです。やっぱりソフビは手にした時に充実感のあるボリュームが欲しいところです。とはいえ、ゴジラと並べた時に同じ大きさよりは小さい方がいいし、仕方のないところでしょうか。こうしてそれなりに巨大感を感じるアングルで撮ってやるとよく出来てるとは思いますね。でも体表のツブツブは苦手(^_^;)

バンダイ(1993)
 「ゴジラVSメカゴジラ」に登場したベビーゴジラです。特撮じゃなく本編班扱いの怪獣なのですが、人間と絡むということは、常にミニチュアや合成といった「特撮の世界」にいる怪獣よりも、よりシビアなリアルさが必要とされるとも言えるわけです。スーツは非常に緻密なディテールが施されているのですが、逆に細かすぎて画面ではのっぺりした印象になってしまってた感もあります。眠そうな半開きの目はデザイン段階で狙ってたものではありませんが、キャラの印象をほのぼのさせてよかったですね。このソフビは見開いてますが。(笑)

バンダイ(1994)
 ベビーゴジラが「ゴジラVSスペースゴジラ」で様変わりしたリトルゴジラです。マニアの間では非難轟々といった感のあるリトルですが、子供や女性にはかなり人気があったようです。実物はマンガチックなまでに可愛さを追求し、それが行き過ぎて無気味さの域にまで達していたような感じもしますが、人形にするということなら、やり方次第で結構可愛いものになる可能性もあったはずなんですが・・・見事に無気味さだけが際立ったものになっています。(^_^;) ま、ソフビはファンシーグッズじゃないんだから、あくまでリアルさを追求するんだ、ということかも知れませんが、元がリアルじゃないんだし。

バンダイ(1995)
 「ゴジラVSデストロイア」でリトルがさらに成長した姿として登場したゴジラジュニアです。背ビレが小さい以外は完全にゴジラといってもいいでしょう。ゴジラスーツバリエーションの一つとして十分通用します。顔なんかリトルの時の丸顔が、親ゴジラ以上に細長くなってます。ソフビとしては柔らかくなったソフビ第1号ではないでしょうか。出来は非常にいいですが首かしげてます。

バンダイ(2002)
 ゴジラジュニアが「ムービーモンスターシリーズ」で小さくなって登場。スタンダードのデスゴジと一緒にすると親子気分が増すかも。元々出来のいいソフビだったので、そんなに印象の変わるところはないんですが、顔つきは随分違う気がするなあと思ったら、目の塗装が変わってました。以前はオレンジの虹彩だけが描かれた動物的な目だったんですが、ハッキリクッキリ白黒の目になってしまいました。なんかメガロゴジのようです。ミニラが大きくなってメガロゴジになったというネタを思い出しました(^_^;)。他に変わった点として、以前はハッキリと腹が黄色く塗られてたのに対し、今回は明るめのグリーンが、腹の他、顔や首、太ももなどにハイライト的に吹かれています。 (2002.12.19)

指人形(ベビーゴジラ)

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