メガギラスとその仲間
「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」('00)登場
バンダイ(2000)
 前作の商品の販売不振が影響してか、「ゴジラ×メガギラス」のソフビは、ゴジラ・メガギラス・メガニューラ・メガヌロン・グリフォンの5つがブリスターパック入りになった「ゴジラ×メガギラスセット」のみの発売になりました。とはいえ、セットでなければメガギラス以外のキャラクターが商品化されることはなかったとも思えるので、これはこれで正しい選択だったとも思うのですが。で、このセットの原型はすべて実際に映画用の造形物を作ったスタッフが手掛けているため、その出来のよさ、再現性はバッチリです。特にこのメガギラスはディテールも凄まじく、単体ではよく出来ていると見えたゴジラが並べると見劣りするほどです。・・・やっぱこれだけでも単体売りして欲しかったなあ。(^_^;) (2001.06.18)

バンダイ(2000)
 恒例となった劇場限定版ソフビですが、敵怪獣まで発売されたのは、このメガギラスが初めてです。多分。ただまあ、限定版というのは得てして「変わり種」の域を出ないというか、稀少価値とか考えなければ通常塗装の方が断然いい、って場合が多いのですが、「ゴジラ×メガギラス」に関しては、ゴジラもこのメガギラスもなかなかいい感じです。もっとも、イメージ塗装なので、気に入る入らないは個人差がかなりあると思いますが、私的にはオッケーです。ただ、せめて歯はちゃんと塗って欲しかったですねえ。 (2001.06.21)
M1号(2000)
 M1号のメガギラス。でかいです。そもそも、薄い羽や細い手足を持つヤツは、デフォルメやレトロテイストのソフビになると、ボリューム感がドーンと増しちゃうんですが、こいつはその点最強というか最悪というか(^_^;)。でもおかげでかなり存在感のあるソフビです。塗装も美しく、エッジの真ッ黄色は他ではあまり見ない、独特の雰囲気です。実際のところ、抜きも塗装も相当大変だったそうで、塗装に入ってからほとんどの羽に気泡を発見して抜き直したとか。GVFのソフビの中でも、購入者に現物が届くのがかなり送れたソフビとしても知られます。(^_^;)
 ・・・キリコちゃんはどうなのかなあ。 (2002.09.27)
M1号(2000)
 M1号のメガギラス、未塗装蓄光版です。説明は同ミレゴジと同様ということで。(^_^;) (2001.12.08)
M1号(2000)
 M1号のメガギラス蓄光版。こちらは塗装されてるもので、ビデオキャンペーン時のプレゼント用だということです。塗装の配色自体は通常のものと同様です。
 実は私は塗装された蓄光ソフビというのを手にするのは、これが初めてだったので、いったい暗くするとどういう風に見えるのか、ちょっと興味があったのです。・・・で、試してみたところ、塗料ののってるところは陰になって見えるだけでした(^_^;)。でもその前提でうまく塗装されていて、塗装部分が全面を覆い過ぎないように、隙間にソフビの地が見えるようになっています。例えば羽などは骨の部分だけが陰になって、まるでレントゲン写真のような趣があります。これはこれで面白いものですねえ。 (2002.10.25)

 同セットに入っているメガニューラ。これを含め、ゴジラとメガギラス以外はソフビではなく、塩ビ製の小物です。「ソフビセット」の中のひとつとして見るとフォルムも完璧、ディテールも問題ないのですが、このサイズだとどうしてもガシャポンのHGシリーズと比較してしまい、そうなるとやはりもっとハードなディテールを求めたくなります。もっとも、こっちはディスプレー用ではなく遊ぶためのオモチャなのですから、その当たりのバランスがうまくとれた造型だとは思いますが。
 メガヌロンは「足6本+ハサミ」という、昆虫の定義からは外れる構造をしているのですが、これは元祖メガヌロンに敬意を払って意識的に外した部分です。しかしこの製品は足が4本しかなく、カマキリタイプの「昆虫の理にかなった」構造をしています。これは実際に映画用に作られた実物大のギニョールが上半身だけで、足も前方の2対だけしか作られてなかったのを、造った人間はそういうものだと思っていたという、本物を作った造形家の手による故の「設定以上に本物過ぎた」というミスですね。(笑)

ゴジラ総進撃
ゴジラ激闘集!

戻る