ガイガン
「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」('72)登場
バンダイ(1990)
 当時から出来がよくない印象だったソフビ。首が短い、足が長い、羽が小さくて2枚しかない、皮膚がブツブツがある、尻尾が全部ウロコ、などなどなどなど、資料とかろくに見ないで作っただろ!?と思うくらい、実物と違うとこだらけ。テイスト的には同時期に発売されたアンギラスと通じるところがあって、多分同じ原型師なんでしょう。今ほど実物に忠実でもなく、かといってマルブル時代のような独自の魅力があるというところまでいかない、ちょっと中途半端な過渡期の商品、って感じでしょうか。
バンダイ(1998)
 アイランドサイズになってリニューアルされたガイガン、かっこいいです。ガイガンという怪獣は初期の東宝怪獣のようにベーシックなデザインでもないのに、亜流が超えることのできない完成度を持っています。これが30年近くも前に当然変異的に登場したんだから、当時の子供に大きさなインパクトを与えたのも当然でしょう。
バンダイ・ブルマァク復刻(1992)
 写真などで見ていると、あまり印象の良くないソフビだったんですが、実際に見るとなかなかいいです。印象が悪かった理由はほぼ頭部、というかクチバシに集中していて、「サイドの牙がくっついていてチャチっぽく見える」「口の開き方がマヌケな上、顔を必要以上に大きく見せている」というような点です。でも実際手にとってよくよく見ると、牙も裏にはちゃんと牙として彫ってあるし、全体のバランスも悪くありません。何より気に入ったのは、胸とお腹の間にくびれがあって、おなかがぽってり膨らんでいることです。いやぁ、これはかわいいですよ(結局かわいいに弱い)。それに、本来単純な形状のガイガンのボディーに、いいアクセントになってます。 (2003.03.31)
マーミット・ビニールパラダイス(1997)
 でかいです。(笑)ガイガンの長身のイメージはそのままに、ビニパラ的ディフォルメで太ったせいでしょうか。3枚ある翼が厚みがあるのも、ボリューム感に寄与しています。ちょっと顔を上げて反ったようなポーズのためか、昔のゼンマイ歩行プラモの箱絵を思い出させる感じです。
マーミット・怪獣天国(2002)
 ビニパラシリーズで、ほとんどの東宝怪獣をリリースし、今もビニパラベビーを展開中だというのに、マーミットはよほど東宝怪獣が好きなのか、あるいは東宝怪獣が一番売れるのか?
 このガイガン、ある意味モスゴジ以上によく出来てます。パッと見、ガレージキットか?ってくらいです。もちろん、デフォルメはされてるんですが、元々が細長いガイガンですから、これはこれで普通のバランスにも見えます。翼がソフビとしては非常に薄くてシャープなので、メリハリも効いてるし、先端が開いたクチバシもポイント高し。レトロテイストのはずのツルッとした表面も、メタリック塗装も、ガイガンにはピッタリです。モスゴジに比べるとかなりボリュームがあるのでお得感も。 (2002.09.02)
マーミット・怪獣天国ベビー(2003)
 ギャラリー版「ゴジラ対ガイガン」のガイガン。本来のイメージに忠実なカラーリングです。出来もいいし、通常版がこの色なら買ってたんですが、なにぶん上の「怪獣天国版ガイガン」が私的に決定版だっただけに、その後では小さい上にイメージの違う塗装の通常版ベビーは二の足を踏んでしまって、買い逃していたのです。なお、通常版ではセットになっている飛びポーズのミニソフビは付いてません。 (2004.06.27)
バンダイ(2005)
 「ゴジラ50周年メモリアルボックス」のガイガン。「ムービーモンスター」版(アイランドシリーズ版)と同じ型ですが、ブルーの部分が黒っぽくなっていて、これは「ゴジラ対メガロ」出演時のガイガンをイメージしたものだそうです。もっとも、実際の「対メガロ版ガイガン」は単なる色違いではなく、スーツも別物で不細工になっているのですが。そう考えると以前の改修前のガイガンのソフビは、メガロ版を参考にしたのかも、とも考えられますね。 (2005.05.27)

ミニソフビ
M1号・ブルマァク復刻(2002)
 M1号の「怪獣のたまご」に入っていたミドルサイズセットのうちのひとつ。セット内容はゴジラキングギドラ、ガイガン、メガロジェットジャガーメカゴジラ。 (2003.03.31)

ゴジラ総進撃
ソフビコレクション2
指人形

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